第21章-調査2-

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「そんな速度では虫が止まるのだよ」 いきなり目の前にレパードが現れたことで驚くマゴリスを他所に、レパードは突きをマゴリスの腹部へと刺しこむ 刺しこまれた剣は皮膚、肉、骨を貫通して意とも容易くマゴリスの背中からその先端を見せた。同時に溢れるようにして血が噴き出す 「っぐ..あがっ…」 怯んだマゴリスにレパードは回転しながら蹴りを浴びせて吹き飛ばす 木に激突して停止したが、腹部の傷と口からは大量の血が溢れだし、なんとも痛々しい光景が広がっている。デトロイ・ジーザスの時はジーザスが魔法を多用する戦闘スタイルであったため、相性が悪かったが、基本物理攻撃を扱う戦士系との戦いは相性がいいのかもしれない レパードは、起き上ることすらままならないマゴリスを再度、木に押し付けるようにして蹴る。木にめり込むようにして苦痛の表情を浮かべるマゴリスの心臓をレパードの剣が貫いた 「…ミーの強さには適うはずがないのだよ。所詮は人間…誇り高きフェンサーの前では蟻同然なのだよ」
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