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レグザがスザクマルに触れる瞬間、レグザの視界端から細長い剣が伸びてきてレグザの頬を掠った
「汚い手でミスタースザクに触らないで欲しいのだよ」
言葉と共に鋭く速い剣撃がレグザを襲う。レグザはそれをよく観察して攻撃を躱し、後ろに飛び退いて距離を取った
「君は、この侍と一緒にいた獣人間君だね…へぇ~喋れるんだね…ますます、危険だ。というより、マゴリスはやられたのか?」
(何者なのだよ…ミーの全力のアタックを躱して、しかもあんなに余裕な表情…只者ではないのだよ)
「…まあいい。君はどうやらスピードに特化しているようだね…まあ、驚く程でもないけど…」
「ミーを甘く見ると痛い目に合うのだよ…【駿脚】」
軋むような音が響いてレパードの脚が膨れ上がる。細身のレパードには不釣り合いな脚の太さになると膨張が止まった
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