第21章-調査2-

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前のめりに倒れるドゥキエルの腹に渾身の一撃を突き出して、砕けそうになっていたドゥキエルの鎧を破壊した 「ぐうっ。」 その一撃の威力は鎧が砕けたことで、ドゥキエルへと直接攻撃力が伝わる。いくら一発でドゥキエルの鎧が砕けないからと言って威力が無いわけではない。鎧に亀裂を生むほどの威力はあるのだ…それは人間ならば一撃で死ぬ程である 「僕の勝…あ、ぐああっ」 ドスンッという音と共に前のめりに倒れたドゥキエルの下敷きになるようにして、レグザは潰されてしまった。しっかりと逃げられないようにドゥキエルの手はレグザの鎧の襟の部分を掴み、身を引こうとしたレグザを抑え込んだのだ 「呆気ないな。人間。」 ドゥキエルがすぐに立ち上がるが、その下敷きとなっていたレグザは立ち上がる気配は無い。意識はあるものの脚の骨が折れているのだろう。腕の力だけでドゥキエルから離れようとするが腕も骨も折れているのか、上手くできていない 「さて。」
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