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少し離れた場所で魔族2体の回復を待つことにする。どちらも損傷は激しく、再生能力のレベルも低いため回復が遅い。ドゥキエルは既に鎧の修復を終えて完全回復が完了している状態だ
『王国の国家指定ギルドのメンバーを2人も葬ってしまいましたからね…これ以上は危険かもしれません。王国から撤退致しましょう』
「まだ駄目だ。」
『【千里眼】を潰し、その死体を手に入れたのです。これは成果に値しますよ』
「そうじゃない。どうやら。逃がす気は。ないようだ。」
『え？なんですって？』
アレニエの見ていたサーチバットの映像がぶれる。ドゥキエル側のサーチバットに何かが起きたのだろう。その揺れは尋常なものではないのが画面から伝わってくる…木の枝か何かに捕まって映像を映し出していたサーチバットは地面に落ち、一旦映像が途切れてしまった
「一体…何が…」
アレニエの自室が一気に静寂に包まれる
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