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「久しぶりじゃないか。共和国の鎧戦士…」
魔力の量は計り知れない。あの時は感じることの無かった闇色の魔力。深く暗い…魔王に似た魔力である
「ポーレライか。戦場から逃げ出して。何をしている。」
ポーレライは木の上から地面へと着地する。身体から溢れだす魔力は周囲の木々にも影響を与えていく。草木は枯れ果て黒ずんで、朽ち果ててしまう
「俺っちは逃げてないさ。共和国の偵察が俺っちのメイン任務だったからね…それよりさ、そこに転がっている人間の死体は何かな?」
「さあな。」
「俺っちの所属する和平聖騎士団のメンバーだよね?【千里眼】のレグザだよね?…」
大気が震え、地面が震え始める。地震のような大きな揺れを引き起こしているのは目の前にいる人間だというのだから驚きである。山に住んでいた動物、魔物達は危険を察知すると一斉に飛び立ってしまった
「まあいいや、君は強くなったようだし...ここで試してあげるよ」
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