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「ならんでござる」
「それは従うことはできないのだよ…ミス アレニエ…」
レパードとスザクマルはアレニエの言葉を否定すると再度再生へと力を注ぐ。アレニエの口から全員撤退命令が出るほど危機だということなのだろう。それを聞いてはドゥキエルを置いてはいけないと言うレパード、スザクマルの思いがあった
『ドゥキエル様は既に瀕死です…予想以上に敵の力が大きすぎます。ソンブルによって【神器・イージスの盾】を回収し、自爆をしていただきます』
「じ、自爆?!ドゥキエル殿に死ねと申すのか!?」
「ミスタードゥキエルは、魔王軍になくてはならない実力者…見捨ててはいけぬのだよ」
自分達が行ったところで戦況的にはほとんど変わりはないだろうと2人共分かっていた。しかし、だからと言って仲間を見捨てられるほどに2体の魔族は薄情ではないのだ
『これは強制命令です。魔王様から私は全軍の指揮を任されております』
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