第22章-真実と別れ-

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【帝国-リンダ-】 「街の至る所に警備の兵がいる…これなら安心して商売も買い物もできるという訳か」 街を護っているのは世界で最強と言われているギルド【-覇-】である。その名前だけでも闇ギルドの輩には脅威となる存在だ。そのメンバーが自ら治安を守るために警備を行っているのだから手は出せないだろう 警備をしている者達は、テッドを見ると敬礼をしたり、挨拶をしたり、お辞儀をしたりと様々な形でテッドに敬意を表する 「幹部ともなると有名人だな…」 「まあな…でも俺の力なんてのはちっぽけなもので…オメガ様のおかげさ」 覇道王と言う二つ名を持つギルドマスター:オメガ。その詳細については良く知らないが、名前を知らない者はいない程の有名人であることは確かだろう 世界七大貴族ですら彼の発言に対して意見はしないし、五大王国も同じである。前四帝将であったことも有名で、自らその座を返上した唯一の人物である。弱き者を救う彼の姿勢に世界中にファンがいることだろう
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