第22章-真実と別れ-

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つまりこの世に勇者が産み落とされていることになる… 皇帝は知っていたのだろう勇者の召喚方法を…何故かは分からないが 「この国がどうなってしまったのかは、誰も分からねえんだ。突然消えちまった…」 勇者が召喚されたなど、分かるのは極僅かだろう…普通なら国が一つ消されたと考えるはず、これを見れば他の国は皇帝に逆らおうとは思わなくなる 「皆平和に暮らしていただけなのにのう~…もう、誰も帰ってはこなんだな…」 ミネロの供えた花の前まで移動するとカイザーは手を顔の前に合わせて祈る… 「この復讐は必ず成し遂げる…今は、安らかに眠ってくれ…」
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