第22章-真実と別れ-

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『魔王様…やっと繋がりましたわ…ご無事でなによりですわ』 落ち着いたほっとしたようなアレニエとは裏腹にカイザーは声を荒げる 「アレニエ!…どういうことだ、ドゥキエル一人を残して残りは撤退とは何事だ!!」 『…それが魔王軍にとって最善の策であると判断してのことです…。その場で敵を抑えて他を逃がすことが出来たのはドゥキエル様ですわ』 「魔王…落ち着け、今の状況はどうじゃ、アレニエ」 ポチの横を並走するハイリアは興奮気味に声を荒げる魔王の肩に手を置いて落ち着かせようとする。オモカゲは口を閉ざし俯いてしまっていた 『予想通り、ドゥキエル様とポーレライの戦闘に【パルミラ・スカイ】が合流しましたわ』 「ふむ、最悪の展開じゃな…」 「ポーレライ?パルミラ・スカイ?どういうことだ?!」
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