第22章-真実と別れ-

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『【和平聖騎士団】【グーオ・シグマ】【アロアリル・ユトゥ】【アーサー王】…これだけの戦力を同時に相手にできるほど今の魔王軍に戦力はないだろうね…』 『私も王国に赴くことは危険と判断致しますわ。このまま感情に流されれば魔王軍は壊滅致します』 「魔王よ…ここは抑えろ。今はドゥキエルがどれだけの事を成せるかを見守る他ない」 魔王軍の幹部の中でも頭の切れる3人に自らの意見を完全に否定される。それは屈辱なわけではない。むしろ感謝すべきだろう…暴走しそうな思考を制御してくれる、そして一人一人が意見を持っているという素晴らしい部下であることは間違いない …だが 「ならば、俺だけでも行く…ドゥキエルは俺の部下だ。俺の判断で王国の潜入を許可したのだ。俺が責任を取る…」 暴走気味だった先程とは違う。決意、覚悟…色々な感情が一つの意思に向かっている、そんな表情を浮かべている
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