第22章-真実と別れ-

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【ドゥキエル~side~】 「やるね~…共和国で戦った時とは大違いだ。この成長速度も君が人間じゃないからかな?」 ポーレライは口角を少し上げると不気味に笑う その口元からは血が流れていることからドゥキエルの攻撃を受けたことが分かるが、致命傷とまではいっていないようだ (やはり。こいつは。共和国の秘密を。掴みつつあるな。このまま。アーサー王と。合流させるのは。魔王殿に。とって。危険すぎる。) ドゥキエルの再生は絶えず行われており、鎧は既に完全に修復を終えている。かろうじてあてた攻撃は浅かったためにダメージはそんなに与えられていない 「【闇の刻印】すらも貫通する程の攻撃力には驚いたよ。あと一瞬防御の体勢に入るのが遅れたら死んでいたかもね」 咄嗟の判断で身体の至る所へと移動させることのできる【闇の刻印】はドゥキエルの全力の拳の威力を相殺するほどまでの硬さを持っているようだ。筋力の増強から防御までまかなうことのできる魔法… (闇魔法は。基本的に。魔力以外の代償を。払う必要が。あると聞いた。上級になればなるほどに。代償は。大きくなるはず。)
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