第22章-真実と別れ-

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「小癪な。」 崩れた地面を落下するドゥキエルは空中を飛ぶ術も、飛び道具も、遠距離魔法もないため、無防備となる。そこに迫り来たポーレライは先程投げた槍を掴み無防備なドゥキエルへと突き刺す 両手で槍の先端を掴むと力の限り抑え込む。上から押し付けるようにして槍を刺しこんでくるポーレライと違ってドゥキエルは槍を退けようとするが、体勢的にポーレライが有利すぎて抑えるので手一杯である 「君達が一体何者なのか分からないから捕まえて、拷問にかけようと思ったけど、君は死んじゃっていいや…逃げて行った他の奴を捕まえるしね~」 レオニールは数少ない召喚士の合成体 レパードの脚はレオニールを最悪担いで逃げることができるだろう スザクマルはレオニールによって産み出された魔族であるから、レオニールの命を必ず守る ドゥキエルが、三人を逃がした理由は確かにそれだったのかもしれない しかし、ドゥキエルには、別の意識が芽生えていた
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