第22章-真実と別れ-

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今この状況でアーサー王まで追加されてはマズイ… 其れより何より、今ポーレライを倒さなければアーサー王に共和国の情報が渡ることになる。人間ではない兵力を持っているとされれば、帝国並の警戒を敷かれて魔王軍の勢いは抑えられてしまうだろう (無理にでも。ポーレライを。仕留める。) ドゥキエルは、今まで抑えていた魔力を解放し、【イージスの盾】へと流し込んでいく。イージスの盾の再生能力は、持っているだけで所持者の身体を癒す能力を持っているが、魔力を通わせることで更に再生能力を上げることが可能となる 少しずつ、ポーレライから受けた腹部の傷が修復されて塞がり、ドゥキエルの身体が回復すると鎧が修復されていく 「奇妙な魔法を使うのだな…」 「世界七大貴族か。相手にとって。不足はない。」 ドゥキエルは鎧へと魔力を流し込んでいく。【硬化】の能力を最大限に活用し、鎧の強度を上げていく。この状態のドゥキエルにはオモカゲですらダメージを与えることは困難であった
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