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ドゥキエルの右腕は、先ほど紅氷剣を振り払った際の氷が纏わりついている。戦闘に問題は無いようだが、ドゥキエルの力を持ってしてもその氷は剥がすことが出来ない
「なかなか、良い動きをするな…まあ、狙い通りって言えば狙い通りなんだけどな…」
スカイが蒼炎剣を振り上げると、青い炎が地面を伝ってドゥキエルへと迫っていく
「無駄だ。俺に熱は効かん。」
ブロックした、右腕が音を立てて意とも容易く、砕け散る
「なんだと。」
血も痛みもないのか、ドゥキエルに苦痛の表情はないが、いきなりのことで驚きを隠せない。右腕の肘辺りから無くなってしまったのだ
「これが、【蒼炎紅氷】の本当の能力だ…赤く氷ついたいかなるモノも、青く燃える炎で容易く砕くことが出来る…貴様がいくら自慢の鎧を持っていようが、関係ない」
再生能力を行うことはできるようで、砕かれてすぐにドゥキエルの腕は再生を始めている。しかし、腕一本の再生にはさすがに時間が掛かる
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