第22章-真実と別れ-

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「さて、終わらせようか」 スカイは再生の間など与えることなく、たたみ掛けてくる。凍ってしまえば、炎で砕かれる…それがドゥキエルの頭の中を埋め尽くし、スカイの左腕に握られている紅氷剣に意識が向いてしまう これこそが、スカイが自身の神器の能力を公言した原因でもある 案の定、蒼炎剣への意識が薄くなり、青い炎を纏った斬撃をモロに受けてしまう結果となる。しかも、右腕なしで戦闘…左腕で蒼炎剣をガードし、紅氷剣を必死に躱す 次第に防戦一方となってしまう 鎧の至る所が焼け焦げ、鎧の砕けている箇所も多い。僅か数分でドゥキエルは追い詰められてしまった
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