第22章-真実と別れ-

36/47
前へ
/1840ページ
次へ
しかし、ドゥキエルはそんなことを気にするそぶりも見せずに、ポーレライの首を左腕で力いっぱい掴む。ドゥキエルの持った患部も刻印によって守られたため、ダメージは与えられてはいないようだ そして、紅氷剣によって凍っていく胸に再生能力を集中させて、スカイの紅氷剣を抜けないように固定した 「何をする気だ!」 「っく、離せ!!」 ドゥキエルの異変に気付いた二人だったが、既に遅い…。接近させて拘束したことで、ドゥキエルの作戦は成功したと言っていいだろう 後は、死ぬだけ ドゥキエルから放たれる覚悟と殺気にポーレライ、スカイ、両者共に身を翻そうとするが、動くことはできない
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33980人が本棚に入れています
本棚に追加