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ポーレライの持っていた槍が溶けて液体状になっていく
皮膚がただれて、捲り上がり肉が焦げて黒くなっていく
次第に肉の隙間から白い骨が現れ、溶けていく
声を上げる事すら許されない
魔力で防御不可な灼熱がポーレライの身体を襲う
人間は脆い。魔力が無ければ耐えることなどできない
地面に転げたスカイは、片脚を巻き込まれて上手く立ち上がることができないようだが、蒼炎剣を杖に立ち上がってその有様を見ていた。膨大な魔力が発散拡散を続けてその場は昼間のように明るい。溶けていくポーレライを前にしても何もできないでいた
「っぐ…ポーレライ!!くそ!!あっつい…これじゃあ助けようがない…」
魔道具の力は時間にすれば数秒だが、スカイにとっては数分にも感じるほど長く感じただろう
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