第22章-真実と別れ-

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数分転げると川辺の岸にたどり着く。ここからならば国境を超えることは容易い 「ソンブル。」 「ここに…」 木々の影から這い出てきたソンブルは、サーチバットと共にドゥキエルへと近づく 「鎧の裏に。イージスの盾がある。あとこの紅氷剣もだ。これを持って国境付近の。レオニール達を合流して。魔王殿に届けてくれ。」 自身の胸から剣を引き抜くとソンブルへと投げる。イージスの盾も同じようにして渡す 最早立つことすら適わない程に身体は傷ついているのだろう。血なのか、灼熱によって解けた箇所なのか分からない程にただれた身体は中途半端に再生を行うとしているが、魔力的にも再生は見込めない 刹那。後方で大きな魔力が膨れ上がったのを感じとる
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