第22章-真実と別れ-

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「もっと強ければ。ポーレライ。パルミラ・スカイ。ともに撃退することも。できたでしょう。」 『顔を上げろドゥキエル…お前は良く戦った』 「ま。魔王殿。」 『見事だ。レオニール達も無事帰還できる。ポーレライによる情報が漏れることも防げた…成長したな、ドゥキエル』 「俺には。もったいない。お言葉です。この王国。調査失敗も。俺のミス。どうか。3人を責めないでください。」 『…いや、3人のせいでも、お前のせいでもない…この無能な魔王を恨め。俺がもっと何かできればきっとお前がそんな姿になることもなかっただろう』 「魔王殿。そんなことを言わないでください。最後まで。魔王殿は。強く。気高く。我々の希望であってください。俺も魔王殿が。世界の頂点に。立つお姿を。見ることができず。残念です。」 『…。』
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