第22章-真実と別れ-

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アレニエは、今後の計画が記載されている用紙を持ち、確認する 「そろそろ、皇帝と教皇・ジェダイによる教王暗殺の計画も決行されるようですし…ロルルア様に連絡を取りましょうか」 アレニエは忙しい 例え何が起ころうと焦ることは無い。その先を常に考え、魔王軍にとっての最善の策を練る。それが、役目だと自覚しているし、他の者達もそう認識している。だからこそ魔王は、作戦の全案をアレニエに一任しているし、緊急時には他の魔族に命令を下すことを許しているのだ しかし、気になることもある 「魔王様の精神状態が気になる所ですわね…。まだ人間のように仲間への甘い感情が残っているようですし、心のケアをしなければ暴走しかねませんわね」
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