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(これは先生を呼びに行っている場合じゃないかもしれないな)
「うぐ…ごめんなさい…ごめんなさい。でももうお金はありません。許してください」
マサヨシはその声に耳を疑う
(ユウキ?!)
うす暗いため顔は見えないが、あの身体の大きさ、そして声はまさしく自分の親友であるユウキであった
飛び出そうとしたとき、ユウキを囲んでいた者達は、興ざめしたのか廊下を反対方向に歩いて行ってしまった
「ユウキ!!!!」
マサヨシは地面で倒れこんでいるユウキに走り寄り、ユウキの身体を起こす。顔などへの暴力は受けていない。恐らく目立たぬように制服で隠れた部分をやられているのだろう
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