第23章-正義とマサヨシ-

12/39
前へ
/1840ページ
次へ
(これは先生を呼びに行っている場合じゃないかもしれないな) 「うぐ…ごめんなさい…ごめんなさい。でももうお金はありません。許してください」 マサヨシはその声に耳を疑う (ユウキ?!) うす暗いため顔は見えないが、あの身体の大きさ、そして声はまさしく自分の親友であるユウキであった 飛び出そうとしたとき、ユウキを囲んでいた者達は、興ざめしたのか廊下を反対方向に歩いて行ってしまった 「ユウキ!!!!」 マサヨシは地面で倒れこんでいるユウキに走り寄り、ユウキの身体を起こす。顔などへの暴力は受けていない。恐らく目立たぬように制服で隠れた部分をやられているのだろう
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33980人が本棚に入れています
本棚に追加