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マサヨシの後ろで魔方陣が展開し始める
何処からともなく集められた魔力が、練り込まれて魔法陣を発動させる
「うおっ…なんだ今の声…それにこの魔力量…」
魔力が急激に一か所に集まったため、轟音と共に豪風も吹き荒れる。脚で踏ん張って耐えているのがやっととなったマサヨシが次に目を開けた時…
突然現れたのは、人間台の大きさに六本の腕、顔が三つある異形の生物
「うお…元の世界で見た阿修羅像そっくり…」
身体の線は太くないが、弱々しい印象は無い。狂気とも取れるその殺気はマサヨシへと向けられており、今にも襲い掛かってきそうだが、動く気配は無い
「…やばい…これは…勝てない」
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