第23章-正義とマサヨシ-

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阿修羅を見た瞬間にイメージしたのは、自分が死ぬ瞬間だった 阿修羅の六本の手には武器は握られていないが、マサヨシが見せられたイメージでは、阿修羅は刀を持っていた。恐らく主な武器は刀なのだろう。しかし、自らが持つ魔力や殺気だけで、敵に死のイメージ…いや、死に方まで見せることが出来る者は世界でもそうはいない マサヨシの経験上、ローと戦闘を行った時だけである この世界に来て初めての戦闘でローと模擬戦を行った。既に一般の兵では相手にならない実力を持っていたマサヨシは、幾らローであろうといい勝負が出来ると思っていたのだ しかし、現実は違った 開始した瞬間に見せられたイメージで気絶…気づけば医務室で寝ていた 「…気を失わなかったのは俺が成長してるってことかな…」 圧倒的格上との戦闘。シェガ家で訓練を行う際に色々なタイプとの戦闘をこなしてきた。もちろん格上との戦闘もあった。格上との戦闘はとにかく敵から目を離さないこと…瞬きの一瞬でさえも命取りになる
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