33979人が本棚に入れています
本棚に追加
/1840ページ
「もう限界っ!!!どうだおらあ!!」
声を張り上げて阿修羅へと渾身の爆発を与え、その勢いを利用して後退する
度重なる爆発による痛み、超速回復による魔力の消費、痛みに耐えるための精神力…己の全てを打ち付けたマサヨシは膝から地面に座り込んでしまった
「くっそ…ここまで全部、手の内ってわけね…」
阿修羅は腕を四本破壊された状態で平然と立っている
マサヨシの気力、魔力、筋力、全てを計算し、自分が耐えうるかどうかを既に答えとして出し終えていたのだろう
「これは…勝てそうにないな。やばい…意識も飛びそうだ」
クラッとマサヨシの身体が、よろけたところに阿修羅が間合いを詰めてきた。残った二本の腕には刀が握られており、確実にマサヨシの息の根を止めに来ているとみていいだろう
最初のコメントを投稿しよう!