第23章-正義とマサヨシ-

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彼は腐っても勇者なのだ これが魔王や魔族の類ならば運よく助けなど来ない しかし、彼は世界に選ばれた勇者… 声の主は手で阿修羅を制すると気絶しているマサヨシへと近づく 「こやつが勇者で間違いなさそうだな…【妖精王】様の見た夢の者と外見も一致する」 話しているのは二人組で身長約80cm程の小人のような人間である。いや人間と言うには異形なのかもしれない、何故なら背中から羽が生えているからだ。羽はとても綺麗な色をしており、透き通ってマサヨシの発生させていたライトキューブの光を綺麗に反射している 「【妖精王】様の夢通りに勇者様が現れたということは、本当に近々【天災】が世界を襲うと言うことなのでしょうか…」 「それはまだわからん。しかし、この者が必要になることは間違いない。森へ連れて手当をせねばならんな」
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