第24章-心の火-

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「我が名は、バジェット王国の王・ロクス。…世間では【千剣帝】と呼ばれているがな」 ロクスと名乗ったバジェットの王は、歩を進めてカイザーへと接近してくる 「何をしにこのバジェットまで来た?…王の座が欲しかったのか?自分の強さを証明したかったのか?【千剣帝】の実力でも見に来たのか?」 カイザーは無言で魔力を纏う。纏った魔力は、漆黒の鎧となってカイザーの身体を包み込み、手には漆黒の剣が握られている 「ふむ…名乗らず、目的も明かさずか…いいだろう。しかし、惜しいな…それだけの実力があるならば、皇帝陥落を狙う我々三国同盟の戦力として迎え入れたかったが…」 ロクスが指をカイザーへと向けると、宙を舞っている千の剣の切っ先がカイザーへと向き、剣が空を切った唸るような音が鳴る 「【光煌閃剣】」 剣に纏っている魔力が増加したと思うとカイザー目がけて降り注いでくる
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