第24章-心の火-

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【同刻】 「アレニエ様…発言には気をつけた方がいいのでは?」 「私は客観的に見た事実を述べたまでですわ」 「今は言い争いをしている場合ではないでやんす」 「なんだかな~。おらには良くわかんね~んだな~」 「魔王君の気持ちも分かるけどね…感情任せは危ない。…まあ、今はオモカゲ君に任せよう」 魔王城の会議室では魔王軍の幹部達が集まっていた 騒がしいのは、アレニエがドゥキエルの死を軽視し、加えて魔王が人間に近い、弱い精神の持ち主だと発言したからである 真っ先に反論を飛ばしたレアンとアレニエが言い争いを始めてしまったのだ 「黙らんか…お前達が幾ら言い争っても答えは出ない。魔王が自分で越えなければならぬ時じゃろ」
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