第24章-心の火-

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「【クウォール剣術・終式・雫三輪斬】」 ロクスの剣は突然現れた侍の刀によって弾かれ、二撃目を顔を捻って躱し、三撃目を身体全体を捻って躱す。身体を捻ったついでに床に刺さっていた剣を引き抜いて、つま先で無理やり方向転換を行って手に取った剣で侍に斬りかかる しかし、侍もそれを読んでおり、刀で剣を止めるとロクスを睨む 「殿を離してもらおうか」 「珍しいね…今時甲冑に刀なんて…。殿?この侵入者のことかな?ふむ…君の方が” これ “より強そうだけど君は配下って訳か」 「強さなど関係ない。殿は偉大な方だ」 「稀に見る忠誠心だね…。いいだろう、君に興味が湧いた。君の主は解放する…その代り君が相手をしてくれ」 手に掴んでいたカイザーを侍に投げると侍はそれを受け取って部屋の隅へと運ぶ
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