第24章-心の火-

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その中でも悲惨な道を進んだのが、この三人と同じ事をされた者達だった その者達は【神の子】と名付けられた 子供の段階で膨大な魔力を持っていた彼らは、身体に【液体状】にした【神器】を流し込みどうなるかという実験に使われたのだ 何故このような実験を行ったのかは不明だが、神の力を体に流し込まれた子供達は、神器の拒絶反応…言うならば【天罰】とでもいうのだろうか…そんな苦痛を受けてほとんど死んでしまったという この実験に使われた【神器】の数は14本…内11本は失敗に終わり、神器を失った。成功し生き残ったのは、この3人だけだったという。この成功率の低さと残った3人の戦闘能力が思った以上に伸びなかったのを理由にこの実験は幕を閉じたのだ しかし、捨てられた彼ら3人の能力は、自身の成長と共に加速していった そして、帝国で次の皇帝を狙う3人の帝王に名を連ねたのだ 「僕らは親の顔すら知らないのさ…。実験に使われて捨てられた…何も残っていなかった、あるのは皇帝への憎しみだけだ。我々の生きる意味は皇帝を倒すことにある」
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