第24章-心の火-

26/31

33978人が本棚に入れています
本棚に追加
/1840ページ
崩れかけた壁に激突すると、壁と共にロクスが床に崩れ落ちる 右肩からは多量の出血 右腕は刀に斬られほぼ機能しない その他、多くの傷を負い、眼では確認できない骨、内蔵にもダメージを負っている 「僕の負けか…君は…強いね…。何故そんな未熟な者を主としているのか分からないけれど、君はきっと何処かでその主を倒したいと思ってしまうタイミングが来るさ」 「拙者の生きる意味はこのお方と共にあることだ。お主の言うようなことにはならん」 「何処の将もそうさ…強き者が上に立つ。帝国のシステムは生物の本能に順従なのさ…君は必ず自らの欲を抑えきれなくなる」 「…ないな…もしそんな日が来ようものならば…拙者は腹を裂いて自害いたそう…」
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33978人が本棚に入れています
本棚に追加