第24章-心の火-

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銀色の液体は、全てが集合すると形を成して綺麗な剣へと姿を変えていく ロクスが大量に作り出していた剣と同じ形状から、ロクスの身体の中に流れていた【神器】だと言う事が分かる 「ほう…これが【千剣帝】と呼ばれたロクス殿の神器か…名は…「【千光剣】さ」」 崩れかけの城の中、突然現れた戦士はオモカゲの背後から声をかけた 「…お主はロクス殿の味方であろう?何故助けに入らなかったのだ」 オモカゲは感じ取っていたのだ、ロクスと戦いながらもこの地に近づいてきていたこの戦士に…そして、この戦士も【千剣帝・ロクス】と類似する体質の持ち主だと言うことも 「ロクスを助けに入れば二人で君を殺すこともできたけど…ロクスか僕のどちらかが傷を負ってしまっていただろう。そうなれば、これから起きる帝国戦乱の波に乗り遅れてしまうからね…それはロクスも重々承知だったろうよ」 「…拙者を舐めているのか?お主ら三人で…だろう?」
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