第25章-ドワーフ族-

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オモカゲとハイリアの前に立つ魔物は10体 魔物の名はギリメカラ。身長4mで縦にも横にもでかい。見た目から分かるように力で押してくるタイプで間違いないだろう。アレニエの情報から既にどのような魔物が生息しているかは分かっていたが、ここまで奇怪な化物だとは思っていなかった 巨体の上に備わる頭は像その顔そのモノなのである 「帝国は変な魔物が多いようじゃな…まあこれも恐らく何かの実験で生まれた副産物だろう。捨てられて繁殖したのかもしれん」 「殿の様に配下として生かすのではなく。無責任に命を消費するだけの帝国のやり方は見ていて吐き気がする…」 「…オモカゲお前はたまに人間みたいなことをいうようじゃな…まあ、別に気にしてはいないが、イザベルの記憶でも影響しておるのかのう」 そんなハイリアの呟きも掻き消すほどの大きな雄たけびが響き渡ると、眼の前にいるギリメカラ達が巨体を揺らしながら襲い掛かってくる
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