第25章-ドワーフ族-

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「参る!!!」 一喝叫ぶとオモカゲが地面を強く蹴る 鉱山地帯の硬い岩盤すらも削る程の脚力で地面を蹴ったオモカゲは一瞬にしてギリメカラ達の懐に入り込むと目に見えぬ程の太刀筋で一体のギリメカラの身体を斬り裂いた。しかし、オモカゲの手に伝わるのは鈍い感触 ギリメカラの皮膚は予想を遥かに超える硬さを誇っており、鋼鉄すらも容易く斬り裂くオモカゲの太刀筋を防いだのだ 「グオオオオオオオオオオオオ!!!!」 巨大な岩のようなギリメカラの拳がオモカゲの上から振り降ろされる 咄嗟に一歩引いて距離を取ると宙返りをしてハイリアの隣まで戻る 「まるでドゥキエルが10人いるみたいじゃな。この頃は、ドゥキエルの鎧も強固になったしのう」
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