第25章-ドワーフ族-

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ヴェーダラの数は3体。ギリメカラの死体は10体あったはずだが、数分の内に食事を済ませ、ギリメカラの死体は早々と骨のみになってしまった 「あれだけの量をこの短時間で食したのにもびっくりじゃが、自分より大きい対象を食したのに奴らに見た目の変化がないのはなんなのだ…食して速攻で消化でもしたのか」 口から涎とギリメカラの血を垂れ流すヴェーダラの見た目には変化は全くない。それどころか彼らの” 食欲 “はまだ満たされていない オモカゲとハイリアの方を向いた3体のヴェーダラは少しずつ近づいてくる 「…ハイリア殿」 「分かっておる…ワシを庇って戦うな。ワシはワシで対処をする…お前と言えどこれほどの戦闘能力を持つ魔物を3体相手にするのは無理じゃろ」 目の前にいるヴェーダラは明らかにギリメカラを食べる前と後で違う。別物になっているのが分かる。元々存在感があったが、食後からはそれは跳ね上がっている。恐らく食したモノをすぐに自身の力として取り込むことが出来るのだろう
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