第25章-ドワーフ族-

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顔面の掌手をくらったヴェーダラは宙を舞って吹き飛んでいく。掌手の威力はヴェーダラの顔面を容易く破壊して数十メートル先にあった岩へと身体をぶつけた 「ふむ…これは面倒なことこの上ないのう」 吹き飛んだヴェーダラの首から勢いよく泡が噴き出すと、形を成していく 人間ではありえない能力。魔王の能力を持ってしてもアッシュには付ける事の出来なかった能力だ 【再生能力】 まるで時間が巻き戻されていくようにして吹き飛んだ顔が修復されていく 「これは魔物の再生能力とはちょいと違うようじゃな…。異常なまでの再生速度、急所であるはずの脳の再生、これは魔物、魔族の再生能力でも見たことは無い」 【再生能力】とは似て非なる物…見よう見真似で作った偽作。その再生に使われるのは【魔力】ではなく、再生者自身の【細胞の寿命】。恐らく薬の投与で普通の人間よりも寿命は長くなっているだろうが、所詮は人間が母体…故に脆い
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