第25章-ドワーフ族-

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「よくドワーフを取得できたもんだな。まあ、死体なら人間達はたくさんもってるだろうがな…」 ドワーフも見惚れるほどの戦闘能力を見せつけるオモカゲの戦闘は幕を閉じる。幾多に及ぶ剣技を受け続けてヴェーダラの身体の再生能力は限界を迎えていたのだ。二体のヴェーダラに始めこそ苦戦したものの、その戦闘能力を生かし切れないヴェーダラのワンパターンな戦闘スタイルを読んでダメージを与えていたのだ 「この程度なら数体出てきても平気そうじゃな…」 「今回の魔王もまた手ごわそうだな…。オラ達の敵じゃなくて良かった」 「…いや正直前回の魔王の方が数段…それ以上に手ごわかった。というより、異世界から来たユウト殿がいなければ世界が滅んでいたのは確実だったじゃろ。魔王直属であった【八岐大蛇】【阿修羅】【天照】【金剛】は特に強かった。今、その領域まで届きそうな魔族はオモカゲくらいじゃろ」 「今回は、魔王よりも人間が凶悪というわけだな…。皇帝の実力はまだまだ未知数の部分が多い。あれにシェガ家がついているのだから危険極まりない」 オモカゲは刀についた血を払うと2人の亜人の元へと歩んでくる。ドワーフがいることにそんなに驚く様子もなく、戦闘による息切れもない
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