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「ハイリア殿…どうやらドワーフ殿との接触は果たせたようですな」
オモカゲは丁寧にお辞儀をする
その姿からはあの荒々しい剣戟を放つ侍とは思えぬ、礼儀正しさを感じる事ができ、そのお辞儀に自然と身体が反応して礼を返してしまう程である
「オラはドワーフ族のビットだ。見事な刀捌きだった…」
「拙者、魔王軍のオモカゲと申す。以後、宜しくお願い致す」
「…その刀を打ったのは何処のどいつだ?相当の業物と見受けられるが…神器では見たことの無い刀だ」
お辞儀をした後すぐに鍛冶に長けたドワーフであるビットは、【村影】へと興味を向けたようだ。見たことの無い装備に敏感なのは職業病なのだろう
「これは、【神器・村雨】…殿の能力である合成によって生まれた新たな神器」
「神器…を生み出した?オラ達の鍛冶でも神器に近づけることはできても、神器は作れなかった。やっぱ魔王の力は神の領域なんだな」
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