第25章-ドワーフ族-

22/26

33978人が本棚に入れています
本棚に追加
/1840ページ
「大雑把にいってしまえば、今持っている自分の戦闘能力が【100】だとしたらデュランダルを使用している者は常に、この能力のおかげで戦闘能力【150】の状態ということだな。正確な数値については分からないが…」 「つまり、四帝将であるロー殿を倒すにはロー殿よりも強いロー殿を倒す力が無ければならないということ…」 四帝将であり、世界一の剣豪であり、デュランダルを扱う者であるローを倒すのは自分であるとオモカゲは感じていた。まだ会ったことも、実際見たこともないが、そんな予感めいたものがオモカゲの中にはあった 「では、お前達が作る装備は神器と同じと考えてよいのかのう?」 ハイリアは手を顎に当てて何かを思考しながらドワーフ族であるビットに話しかける。生贄を使って召喚しなければ手に入らない【異世界人】と【神器】…。もしドワーフ族の作る神器が同等の力を有していると言うのならば、わざわざ生贄を用いて異世界人を召喚する必要はない 「まあ、厳密に言えば違う...確かに性能や能力は神器の様に人知を逸脱したモノが生まれることもある。しかし、神器のように【神の意思】が宿ることは無い」 「神の意思ですと?」
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33978人が本棚に入れています
本棚に追加