第25章-ドワーフ族-

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アリュートでも届かない領域...それは自分では届くことのない領域なのではないかとオモカゲは悟る 「しかし、オラ達が見てきた七種族...魔物、魔族…そのどれよりもお前は神器と相性がいいかもしれないな。もしかしたら、【神の意思】をコントロールできるかもしれない」 直ぐに否定された自分の考えに歓喜する暇もなく、疑問点ばかりが頭の中に浮かんでくる。アリュートよりも弱い自分が何故… 「つまり個々人の実力があろうが、いくら鍛えようが、神器との相性が重要というわけじゃな」 「その通り、オモカゲとその刀は互いに認め合っている…いや、それ以上か」 「それ以上とは?」 「神器は【神の意思】によって普通の者には使えないようになっている。そして、神器に認められた者は魔力を神器に渡すことでその力を借り受けることが出来る。しかし、オモカゲは魔力を刀に渡さなくても使用できている...これは異常としか言えない、完全に神器と一心同体になっている」
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