第25章-ドワーフ族-

26/26

33978人が本棚に入れています
本棚に追加
/1840ページ
「ほう…それは凄いのう」 「そう…凄い…そして、異常だ。恐らく【神の意思】を完全にコントロールできる者でも魔力を神器には供給せねばならない。オモカゲは生まれながらにして神器に認められているのだろう」 そして、ビットは少し考え込むようにして顎に分厚い手を当てると黙り込む 「戦闘に参加できないオラ達ドワーフ族からの手助けに、【心器】と【オモカゲが神の意思をコントロールできる特訓】をしてやろう。付いてこい、この奥に仲間たちがいる」 「ほう…それは心強いじゃないか。オモカゲよかったな」 「…アリュート殿のたどり着けなかった高み…それに拙者の手が届くと言うのか。是非…お願い致す」 移動する鉱山地帯には魔物はおらず、鉱石を得るために掘ったであろう洞窟が道の脇に幾つも空いており、採掘するための工具がたくさん散らばっていた。工具の数だけみると相当多くの採掘者がいたことが分かるが、今は生物の存在を感じることはできない この後、オモカゲは特訓を経て、【憑依】を取得したのだ
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33978人が本棚に入れています
本棚に追加