第26章-四帝将-

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帝都の強固な壁から一直線に城まで伸びる【帝道】と呼ばれる道に沿って帝国の国民たちが集まっていた 長らく魔国へと遠征に行っていた皇帝と剣豪が帰還するとの情報が帝都の街に飛び交っていたのだ。ちなみにマサヨシは特訓を終えて先に帰還をしたが、行方が分からなくなっていた 「マサヨシの所在が分からなくなったとの連絡がミラージュより入っておりましたが、未だに見つかっていないようです」 背中に名高き神器・デュランダルを背負った世界一の剣豪ローは静かに【帝道】を歩く皇帝に伝える 皇帝は眉一つ動かさずに帝都の住民達を見回す 「予想通りだ…正義感だけは強いやつだしな。飼い犬が逃げたところで特に問題ない。いつか余の前に戻ってくる。その時利用してやるだけのこと…」 既に皇帝となって1年が過ぎようとしている僅か19歳の皇帝は、自分の飼い犬が逃げ出したことなど気にもしないように何事もなかったかのように歩く
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