第26章-四帝将-

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「そんな心配はいらなくてよ。大きいのは身体だけなのね。相変わらず器の小さいお方ね…私達がいるのよ。あの坊や程度ならいくら強くなっても相手にならないわ」 「別に心配などしていない。ただ遠征から先に帰ってきたマサヨシの成長速度は楽観視できるモノではなかっただろう」 遠征の前と後では別人 それはゼッシュだけではなく、ラシメア、ミラージュ、他の者達も感じていただろう。それほどに大きく成長し、魔国のシェガ家よりマサヨシは帰還したのだ 「現在の実力で言えば我が帝国騎士団の【師団長】クラスまで成長したのは間違いないでしゅ。急速な成長であったでしゅ」 「まあ、世界を知るのもよかろう。世界を知り、余を敵と見なすならば余は奴を殺す。成長した姿で我々と組むと言うならば…取り込むまでだ」 この皇帝にとっては異世界人で勇者であるマサヨシですらゴミ同然。味方に付かないならば消すし、使えなければ消す、逆らうならば苦しめる…。それは四帝将とて同じことだ。皇帝にとっては四帝将である4人も使えなければゴミ、何処かで誰かに負ければ、その程度の屑だったとしか見ないだろう 彼の目に映るのはその先にある…野望だけだ
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