第26章-四帝将-

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「ほ、報告させて頂きます。」 東の壁の門の方角から走ってきたのを見ると恐らくその方角に何か問題があるのだろうと、皇帝と四帝将は考えるが、いたって冷静を保つ 「帝都東門から約1km付近に敵襲との連絡が入っております。【師団長2人】を含む約1万の騎士団員が敵勢力を昨晩から抑えておりましたが、陣を突破され、帝都に向けて進撃しているとのことです」 師団長クラスを2人送り込んでも抑えきれないとなると小国の戦力程度ではないだろう。小国の連合…または、名高き強者の誰か… 「敵の大将は誰ですの?」 「はいっ…敵大将は【前四帝将・鋼拳のガインズ】と思われます。敵の数は約3万」 鋼拳のガインズ…約1年前まで帝国四帝将をしていた者だ。前皇帝の幼き頃からの友人だったかな… 皇帝は薄れゆく弱者の記憶を呼び覚ます。四帝将の入れ替えは前皇帝の死後、シュナイデルの連れてきたロー、同じく連れてきたゼッシュ、魔国から勝手についてきたミラージュ、【当時最強の師団長】とされていたラメシアの4人と前皇帝の下に仕えていた四帝将との試合によって行われた
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