第26章-四帝将-

14/39

33978人が本棚に入れています
本棚に追加
/1840ページ
ピリピリとした殺気が周囲に漏れ始め、何か揉めていることに【帝道】の周りで見ていた帝国民たちがざわつき始めてしまう。それにこのまま戦闘でも始まれば確実に死人がでるだろう 「ふん…ゼッシュ今回は二人でいけ。余はラメシアの成長も見たい。次回のラメシアの番にはお前が代わりに行け」 ゼッシュはいつでも冷静だ。冷静故にこういった時には必ず我慢を強いられる 「了解した。シュナイデル…」 魔力で身体を強化して走る。紅い騎士…ラメシアがゼッシュよりも圧倒的に速い速度で帝都の東に位置する草原を走り抜けていく。ゼッシュも身体を強化しているがラメシア程の速度は出ない。この圧倒的な移動速度こそ、ラメシアが毎回戦争で一番槍となる原因なのだろう 顔は狂気に満ちている。戦闘のスイッチの入ったラメシアは敵を殺すと言う目的を果たすまでは決して手を緩めたりしない。全身全霊を持って敵を殺す殺人マシンである
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33978人が本棚に入れています
本棚に追加