第26章-四帝将-

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周囲にいた騎士団員達が立ち止まって後ずさりしていく。動けずにいるのは師団長の2人だ 「皇帝しゃまは、雑魚はいらないらしいでしゅ」 顔は子供だが、中身は大魔導師…魔導王に届き得る実力者… 「残念んでしたね。死んでくだしゃい」 ニコリと笑う笑顔は可愛らしい幼い少女を思わるが、師団長の2人には笑顔には見えない。もう自分たちは死ぬんだという恐怖だけが頭の中を支配していくのが分かる しかし、そんな中でも人間とは生にしがみつこうとする生き物なのだ…いや、生物全てがそうなのかもしれない。生物の本能なのだろう 「やるぞ…」 腕のもぎれた6番の師団長は7番に命令のような言葉の強さで発言する。その一言でその意図を理解するのは容易かった 「ああ…それしかないみたいだ」
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