第26章-四帝将-

23/39

33978人が本棚に入れています
本棚に追加
/1840ページ
それは力の塊…巨大な岩が上空高くから落下してきたのかと思う程の一撃。ゼッシュは力を入れて殴っているだけだが、普通の人間には災害と同じレベルにしか見えない 地面が砕け、地盤がひっくり返って浮き上がり、宙に舞って砕け散る。ガインズの軍勢はその一撃の威力に成すすべなく命の火を消していった その一撃が収まる頃、ゼッシュの周りにあるのは、地面から掘り出され砕けた地盤と半径30m程の巨大なクレーターだった 「四帝将にいる巨人の生き残りか…派手にやりよって。折角集めた軍も台無しじゃな」 ゼッシュから少し離れた位置にいる、人間にしては大きな体を持ち、両腕に装甲のようなナックルを装備した男がいた。その男の前に現れるのは紅い鎧を赤い血で染めた帝国四帝将・ラメシアだ 「久しいな…狂咲の薔薇よ…。1年ぶりじゃないか。あの時は負けたがお前さんじゃワシは斬れんぞ」
/1840ページ

最初のコメントを投稿しよう!

33978人が本棚に入れています
本棚に追加