第26章-四帝将-

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ガインズの扱う骨拳は確かに硬い。しかし、鎧は質はいいが血棘の切れ味を持ってすれば斬り裂かれてしまう…その為、ガインズは攻撃を鎧に受けないようにして戦う必要があるのだ 「しかし、それは貴様にも言えることだろう。ワシの拳を剣で防げなければ貴様も終わりだ」 「ふふふ…あなたの技があたしにあたることなんてもうないわ。剣で防ぐ必要すらない…あたしの速度についてこれないんだから…ね」 目の前にいたラメシアの姿が消える。予備動作が一切なく消えた…それは歴戦の戦士であるガインズですら目で追えない速度だ 「っく…ちょこまかと!!!こざかしいわ!!!」 視界の端に捉えたラメシアは既に剣を振るモーションに入っており、ガインズの右わき腹を下から切り上げようとしている。それに反応したガインズは右腕を下げてガードの体勢を取ると同時に左腕をラメシアへと叩き付ける それをあざ笑うようにしてラメシアは地面を蹴ると剣を構えたまま、一瞬にして逆に回り込み、左側から斬りつける
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