第18章‐鳥と龍‐

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歯の奥に忍ばせた毒薬を噛み死ぬ アレニエより渡されたカプセルには、身体に付着瞬間に付着した場所が溶けてしまう程の液体が入っていた。もし飲み込めば即死…情報が漏れることはない 「動くな…鳥野郎」 恐らく隣の者を【兄者】と呼んでいたことから、【弟】または【弟分】である者がノーデルへと剣先のような殺気を飛ばす。ノーデルの動きは外からは絶対に見えるはずがない…口内で舌が動いただけだ。それすらも感知するほどの性能…最早手におえない 体中に剣を突き付けられている感覚のノーデルは、死ぬという覚悟を簡単にへし折られてしまう。死ぬよりも恐ろしい恐怖…完全にノーデルの身体は乗っ取られていた 「奥歯に毒でもあるんだろ…ちょい口開けろ」 兄者と呼ばれていた者がノーデルの口に手を突っ込むと奥歯から毒のカプセルを取り出してしまった。無理やり大きな手を入れられたノーデルは胃の中にある昼に食べた物を上空より吐き出してしまった
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