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-安らぎ-
ここでは、アキの快気祝いがまだ続いていた。
だが、空気は最悪。
どんよりと重い空気が漂う中、四人は深刻な顔をして話していた。
「だけどさ、課長はアキの事が好きなの事には間違いないんだから、社長の娘と結婚なんてあり得ないでしょう。
いくら何でも、アキよりも出世取る様な人だとは思えないけど」
ゆいのそんな言葉に、アキは考え込んでいた。
「星川には悪いけど、俺は出世を取ると思うな。
だってよ、今まで出世のために生きて来た人だぜ。
ここで出世を諦めるって事は、全てを失うってことになる。
そんな勇気があるとは思えない」
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