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リリィは少し戸惑った表情でジャンクの言葉を待つ。
「俺はな、ソラリアになにかされたんだと思ってる。そうじゃなきゃあそこまでまっすぐな目で仲間の俺に向かって話せない。きっと、きっとなにかされたんだ」
ジャンクも絶対的自信がないのだろう、だがそれでも仲間を思い裏切りとは決めつけない。
少し重い空気になっていると。
ポッチャリ体型のロブが笑いながら話だす。
「ブハハ、くよくよしたって仕方ないだろ!とりあえずよ明日はジャンク、お前の誕生日だったろ?たいしたことしてやれねーが折角の誕生日前日なんだ、考えても分かんねーことは考えるな!」
ニコッと笑いそう言うロブにジャンクも笑顔を取り戻し、そうだな!とまた笑いだす。
「明日は21の誕生日だー!盛大に祝えよ!」
ジャンクも誕生日を前に大はしゃぎする。
そして夜は更けていった。
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